仮面ライダー リバイス 1話&2話 感想

仮面ライダーリバイス1&2話感想 見出し 特撮

どうも、好ヲです。やっとこさコロナウィルスのワクチン接種の予約ができました。副反応は怖いけれど、ちょっとでもウィルス対策になればと打ってきます……副反応は怖いですが!

あと、政府は無料検査の拡充や全個人へ給付金を出してくれませんかね!? 調べなきゃ感染の実態が分らんし、家に引っ込むにも先立つものが無ければドン詰まりですわ。

まぁ、そんなドン詰まりな気分の中、新ライダーがやってきました。

第一印象は「さわやかな色合いのライダーだなぁ」でした。

仮面ライダーリバイス

よくよく見たら、2人居ましたね。主役のリバイと悪魔のバイスでリバイス。コンビ名でした。もしかしたら、最終フォーム辺りで「仮面ライダーリバイス」になるのかもしれません。

番組開始よりも先に、おもちゃのPVで2人が合体してティラノになるのを観ていたんですが……本当、物理的に合体したね! 組体操で来るとは思ってなかった。

今のご時世、CGとかゴリゴリに使ってくると思ってて……いや、CGは使ってた。CGで組体操してたダイナミックに地味な画が繰り出されててビックリでしたね。

セイバーのCGはフォートナイトの色合いみたいで奇麗だと思ってたんで、凄い方向転換だなぁ。表現の幅が広いのは良いことですが。

面白いと思ったところ

1話と2話を観て、面白くなりそうな所が色々ありました。今後、こういった点を掘り下げてくれると私は楽しく観られそうだな~

仲が良いけど息苦しそうな家族

主人公の五十嵐 いがらし一輝いっきは家族で経営している「しあわせ湯」で働いています。家族を大切にし、何があっても明るく振舞っています。一見、ほがらかな五十嵐一家ですけど「え、それは過ごしづらくない?」って描写がところどころあって、悪魔であるバイスが一輝にちょっかいかけてくるのも納得でした。

しかも、番組の雰囲気的には明るくギャグ的な表現でまとめてあるので、暗くなりすぎない塩梅なのも日曜朝に視聴するのに良い感じだと思ってます。

休憩時間をオーバーする父

1話の冒頭で、お父さんが昼の休憩時間を無断でオーバーして帰って来たんですよ。しかも理由は『動画撮影してたから』。これは仕事場なら怒るところじゃないですか。他の家族が休憩時間を削ってるor勤務時間を伸ばしてることになるんですから。

でも、一輝は「そっか!」と笑顔で許してしまいます。

面白い動画を撮るのはお父さんの夢で、夢を追うのは良いことだから、と一輝は考えてるみたいなんですが……ううむ、これはすごく危険に思えました。

どうも、一輝自身はサッカー選手になる夢をあきらめて家業を継いでるらしいんですよ。しかも、実力は充分にあったのに。

本人は「しあわせ湯、好き」と言ってるんですけど、一方でキングカズのポスター見て気合い入れたり、桶で見事なリフティングをしてたり。サッカーも大好きなんですよね。

そんな一輝が、父親のサボりを「良し」としてる。何かゆがんだ感じがしますね。

フェニックスに勤務してる弟や空手に邁進してる妹が相手なら、まだ分かるんですけれど。父親だよ? 自分より先に温泉経営に携わっている筈の、言わば職場の先輩に当たるわけです。しかも父親。

何度も言いますけれど、家族経営で・父親が仕事サボって・自分の夢をあきらめて家業継いだ息子が・笑顔で許すって怖くないです? 私はこのシーン凄く怖かった。

空手の予定をキャンセルさせる一輝

一輝の弟:大二だいじは政府直属の特務機関フェニックスに勤めています。1話前半で昇進したので、家族でお祝いすることにしました。ここまでは良いです。

一輝、妹の さくら に空手を休んでお祝いするように言うんですよね。すんごく自然にサラッと。

いやまぁ、お祝いするのは良いんだよ。でもさ、今日じゃなきゃいけないんですか、それは。家族の予定が合う日に、ゆっくり祝っても良いじゃないですか。どうしても今日じゃなきゃダメなら、さくらちゃん抜きで先にお祝いしておいて、ごちそうは1人分残しておくとか。

何か さくらちゃんの予定とお祝いを両立するやり方があったんじゃないですかね。

ドラマ的には「お祝いだ~」→シーン切り替えて即、夕食もありなんですよ。わざわざ さくらちゃんの「私、今日 空手あるんだけど」のシーン入れたのは、この家族に違和感を覚えて欲しかったのかな、と思いました。

個人が成長してくれば、家庭以外の予定はゴロゴロ入りますからね。ちゃんと確認を取らないと、確実に揉めます。

逆に、夕食要らないとかの連絡は早めに家に入れようね! 片付かんから。

一輝は「家族みんなで過ごすこと」を重要視し過ぎて、家族それぞれが別の人間だっていうのを忘れがちな気がしてます。

別に家族だからって常に一緒じゃなくても大丈夫なんですよ。

もしかしたら一輝が「家族は常に一緒じゃないと不安」なのかもしれませんけど。または「俺は諦めたんだから、そのぐらいは譲って当然」と麻痺してるのか。

父には異様に寛容だったのに、妹には配慮がなくて不思議に思ったシーンでした。

フェニックス所属を後押しする母

1話後半で重傷を負い、入院してたお母さん。しあわせ湯のトップは彼女でしょう。意識をとりもどした際、「銭湯を空にして見舞いに来てたら許さない」と言ってました。

一方2話目では、一輝に「フェニックスと契約したらどうだ」と薦めます。「銭湯はみんなで守れるが、みんなを守れるのは一輝だけ」と。私、ここでモヤモヤしましたね。別に一輝、「リバイスになりたい」と公言してた訳ではないんで。次男の大二が「一輝にリバイスになって欲しい」とは言ってましたがね。

一応ね、バイスが「暴れるのは面白い」タイプなんで、結局のところマッチしてたのかもしれませんけど……何かこう、一輝のためを思っていった感じじゃなさそうな気がして。どっちかっていうと大二とか世界のために薦めた感じ。

だって、サッカーは諦めさせたんでしょう?

いやぁ、全然悪い雰囲気に描いてはいないので、ただの気のせいであって欲しいんですけどね。

一輝の内なる悪魔 バイス

ノリがよくて、暴れるのが大好きなバイス。面白そうな点は、一輝の家族に対して「おいしそう」と言い、食べようとしているところですね。他の人々には直接襲い掛かろうとはしません(デッドマンズとの契約をそそのかしはした)。

「退屈~」

デッドマンズとの戦いを「面白かった」といい、普段は「退屈」というバイス。そこで、不満を持ってそうな人間にデッドマンズのことを教えて契約をそそのかす辺り、悪魔っぽくて良いですね。

この「退屈~」といってるシーンが「一輝が銭湯の掃除を1人でしてる」時なので、「そうだね……」ってなります。楽しいか楽しくないかっていうと、楽しくないな。必要に迫られてやってる上に、地味だし、1人だし。

OPだとね、家族で掃除してるんですよ。笑顔で。

でも、父親はあんなだし、大二はフェニックスで働いてるし、さくらちゃんは学校行くし、普段、銭湯の運営に関わってるの、お母さんと一輝だけなんじゃないでしょうか。

ダークな雰囲気で格好良いOPの中で しあわせ湯のシーンだけ浮くほど楽しそうに描かれてるけど、本当に「家族全員で」そこに居たかっていうと……無理矢理さくらちゃんを集めた大二のお祝いと、大二の就任式と、お母さんのお見舞いシーンですかね。

銭湯で仕事してるシーン無くない? 大二に関連した方が多くない? 

あのOP、一輝の願望なんじゃって思いますね。まぁ、一輝がリバイスになって戦闘に出るんで、他の家族も銭湯に回らざるを得なくなると思いますけど。父親はともかく、弟妹に負担を回さないで、バイトをきちんと雇ってほしいな。 父親はともかく 。

「おいしそう~」

1話でお母さん。2話では大二。特にお母さんを気に入っているようで、何回か襲い掛かっています。この「おいしそう」。微妙に息苦しそうな家族描写と合わせると、納得の表現で好きですね。

家族は大好きなんだけど、ちょっと複雑で……やっぱ大好き→ おいしそう、なんじゃないかと。

他の悪魔は他者や物へ直接的に暴力をふるうけれども、バイスの悪意表現だけ独特なんで面白い。しかもバイス、他者には基本的に興味なさそうで、他の悪魔と戦うのも別にOKなんですよね。ただ、家族はおいしそうだから食べたい。食べて無くなった後、どう感じるかは分からんけども。

お母さんに固執するのは……銭湯を継がせたのがお母さんだから、とかですかね。バイスにとって銭湯は「退屈」なんで。

2話時点だと、一輝が自分の命を盾にとって従わせてますが、自分の内なる悪魔がバイスなので、いつかは真正面から向き合ってほしいですね。願わくば、父と母にきちんと意見が言えるようになれると良い。

最後に

次の3話で、家族について一輝とバイスで語り合う場面があるみたいなので楽しみにしています。基本のやり取りが明るく進むので、サクサク観れて私は好きです。

変身時、LINEみたいにバイスと会話するのも面白い。ただ一瞬で過ぎちゃうんで、公式HPとかで『今回の変身』みたいな感じで紹介してくれると有難いです。超全集行きかもしれませんけども……!

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