配信で観ました~
かなり前に実写映画版2本を観ております。
そして割と昔からサイレントヒルホームカミングとアーケード版の移植を待っている人です。
何とかリメイクしません……? ダメ……?
あと、第四境界さんのサイレントヒル検定は70点くらいでした。地理が弱い。
そんなフワフワした予備知識で観た感想です。
ネタバレがありますので、大丈夫な方は”続きを見る”からどうぞ。
ネタバレ有!リターントゥサイレントヒル感想
ロケーションとクリーチャーとメアリーが凄いよ!
特に序盤のトンネル周りとか、例の初めてクリーチャーに遭遇する所はそのまんまですね。
ジェイムスは画家だったり髪型が長めだったり、運転しながら何か吸ってたりと結構印象が違う感じ。
対してメアリーは……メアリーだね!嬉しい。
キャラクター造形にゲームとの違いが色々あるのですが、後で意味が見えてくるのが良かったですね。
クリーチャーも凄く気合が入っています。クリーパーってそんなに怖くて強かったんや……
あの蟲の海は凄まじかったですね。よくガラス扉一枚で守ったもんだ。
ちなみにジェイムスの戦闘は少な目ですかね……
これはクリーチャーの質が向上したせいで、しょうがない所かもしれません。
バブルヘッドナースには強く出てたね!
処刑人参上
何より嬉しかったのは、ジェイムス専用処刑人としての三角様が登場したことですね!
今までの実写版の三角様ってアレッサに関連しているせいか、
個人への執着があんま無かったので。スタイルはとっても良いのですが……!
リベレーションで取っ手グルグルしだした時は、心のヴァルティエル派が騒然としてました。
私個人としては、教団にとって三角頭は体制側(異端者を処刑する、教団の手駒)なので、
あんまり怖くないんじゃないかと思っています。
仲間の三角頭より、上層部のダリアとか、別派閥のウォルターとか、高次の神やヴァルティエルの方が怖そう。
そもそも、教団側が話の中心にいると三角頭はあんまり出てこない気がします。
外部の人たちにとっては「あの絵」に描かれた三角頭が「冷酷無比に裁きを与える処刑人」に見えるから、
とても強く恐ろしく見えるのではないかと。
三角頭の正体がとてもわかりやすく示されていたのは、ジェイムスが画家設定なのを活かしてて良かったです。
そして「もう、お前は必要ない」の極悪な使い方……!
でも、ゲームとは違ってマリアの死を直視できず、耳と目は塞いでるんだよね。
メアリーとアンジェラとローラ
一番の違い且つ、驚いたのはここでした。
いや、あんまりにもローラをホラーに改変しすぎてない?と最初は思ったものですが
映画限定の設定を繋ぐために必要だったんだと思います。
教団とメアリーを繋ぐために。
そもそもゲームの2では教団の影が薄めです。
サイレントヒルにきな臭い噂がたくさんあるってのは探索していけば分かるのですが、
オカルト方面かというと生きてる人間の方が怖い話が多い。
ジェイムスにとっては教団の恐ろしい本もメアリーに会える手段の一つでしかないですし。
そんなサイレントヒルには神が居て、それを産む聖女が居ると信仰する教団が居て、
超常現象バリバリの土地だってのは1やらないと分かんないわけです。
より詳しく知るなら、ゼロと3。
ゲームならね、前作やれば良いわけです。分からなくてもテキスト、BGM、画像でカバーできるし。
映画はそうはいかなかった。
この数時間で、いい感じにサイレントヒルがなんなのか説明し、
ジェイムスとメアリーに起こった事件の結末まで見せなければならない……
でも、シェリルやハリー、アレッサやダリア、カウフマンやリサは関係ないから出してはならない……
というか、ジェイムスにとってのサイレントヒルは廃墟なので
基本説明できる人物がいない……
なら!全部!メアリーにやってもらおう!
映画を見終わって色々考えた後は、この設定が好きになっていました。
新婚のアパートに教団の人間がうろついてるの怖かったしね……亡くなった後もメアリーを縛り続ける父も恐ろしかった。
それが顕著に出たのがアンジェラやローラ。
髪の長い強気のエディはもしかしたら、教団関係者に怯えながらも逆らえないメアリー(ローラ)を
糾弾するジェイムスの姿なのかもしれません。
エディに関しては、もっと深堀しても良かったかも。唐突に出て消えてったよ、あの人。
最後に
水の中でお別れか、最初に巻き戻ってサイレントヒルを離れる選択か。
急に戻っておかしな感じになっていましたが、
多分、この映画のエンディングとしては”In Water”が選ばれたんだと思います。
でも、ゲームのジェイムスと映画のジェイムスで決定的に違うところがあって、
そこを考慮されてサイレントヒルがやり直しさせてくれたんじゃないかと。
具体的に言えば、最期の瞬間、メアリーに寄り添っていたか。
映画の病室は、穏やかな印象が強く、ジェイムスは懇願されるまでメアリーを諦めていませんでした。
ゲームの方は皆さんご存じの通りです。
逆に言えば、映画のジェイムスはメアリーが病床に臥せってからの方が
彼女に向き合えていたんじゃないでしょうか。
教団関連については彼女のトラウマに根付いているから
何も知らないままだったにしても、彼女の容体には懸命に寄り添えていた。
なら、映画メアリーのトラウマを正しく知って、悲劇を回避しよう!
……と、サイレントヒルが作ったのが”リターントゥサイレントヒル”なのかもしれません。
ゼロがちょっと入ってる感じ。繰り返し要素はリメイク版2ですかね。
元の2でも、別EDを教えてくれる落書きとかありましたけれども。
ゼロではトラウマを乗り越えられるかどうかはトラヴィス次第で、
根本である過去の出来事はひっくり返せなかったけれど、
映画のサイレントヒルは強いな……!
終わりの「ローラのテーマ」が良いですよね。名曲。
そして、”ローラと一緒にサイレントヒルを出られたんだ”と思うと感慨深いです。
あと、スタッフロール時のメアリー、マリア、アンジェラが凄く好きです。
単品の映画としてみると、「?」とよく分からない所もありましたが
メアリーの存在感マシマシな感じは私好みの内容でした。
クリーチャーとしても一級ですからね、映画メアリー。
なので、ゲームのサイレントヒル2が好きだけど、全然違う展開が見たいって人にオススメです。

